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2018.12.17

Answers HERE -くらしを磨くヒント-Vol.848%から10%へ!消費税アップ前に買っておくべきもの・買わなくてよいもの

消費税アップ前に買っておくべきもの・買わなくてよいもの

2019年10月1日に予定されている8%→10%への消費税のアップ。私たちの日々の暮らしに直結する大きな変化の波が間もなくやって来ます。購買促進のキャンペーンが各所で展開され「今の税率のうちに!」と駆け込み熱の高まることが予想されますが、やみくもにお財布の紐をゆるめる前にまずはお金に関する知識をしっかりストック。目先の情報に振り回されて損をしないよう、賢い判断基準を持っておきましょう。ファイナンシャルプランナーの波柴純子さんにお話を聞きました。

消費税アップ前に買っておくべきもの

何を買ったらいいかを考える際の基準となるのは、「増税により価格が上がることが分かっていて、かつ、確実に必要なもの」。今回の増税では「酒類を除く飲食料品と週2回以上発行される定期購読の新聞」は軽減税率の対象となっているので消費税8%のまま据え置かれます。単純に考えればそれ以外のものは増税により価格が上がるわけですが、その中でも今後値引きの可能性が少ないもの、あるいは価値が上がるものかで購入を決めましょう。

※キャッシュレス決済時のポイント還元は現在、検討中の段階ですのでこの記事では触れません。

例えば、ブランドバッグや時計でも「売れ筋の定番品」は値下げを行わないケースが多いので、増税前購入の方が有利なのは明らかです。たとえ増税後であっても「いつかは絶対に買いたい」と思うほど欲しいのか、それが本当に必要かどうかを冷静に見定めましょう。趣味やレジャーで使う各種チケットや定期券、値引きをしないハイブランドの化粧品、家電のカートリッジやバッテリーなど基本的に定価で買うものも有効期限に気を付けて事前に購入しておくとよいでしょう。ただし、ネットフリマやオークションなどで割安に手に入るものもあるので、この機会にチェックしてみるのもオススメです。

他に、軽減税率対象外となる「お酒」の中でも特に値引きされづらい商品、保存のきく「医薬品」、「医薬部外品」、保険のきかない医療費(歯の矯正・人間ドック)など、増税前のタイミングの方がお得そうなものは意識して購入リストに入れておきましょう。

消費税アップ前に買わなくてよいもの

節約

一部のブランド以外の衣料や日用品、家電(種類問わず)についてはよほど人気があり値下げの実績がない場合を除き、セールなどのタイミングによる値下げ幅の方が増税による影響よりも大きい可能性があります。また、食料品については保存のきく食材であっても、軽減税率対象により8%据え置きなので急がなくて構いません。一見、増税による影響が大きい自動車や住宅関連の費用も駆け込み需要後の値下げや政府による緩和策実施の可能性を踏まえると、すでに購入の必要に迫られている、あるいはよほどこだわりを持つもの以外は増税を理由に急ぐ必要はないと思われます。まずは資金繰りの計画と納得の行く対象探しが優先です。

ケースバイケースで購入を判断すべきもの

住宅購入は消費税アップ前が良い?

とは言え、住宅購入については家族のライフプランに照らし合わせ、すでに物件の目星がついている方はなるべく早く実行しましょう。増税前の駆け込み需要の反動で不動産の販売価格自体が落ち着く可能性も考えられますが、住宅ローンの金利上昇も懸念される中、値下げを狙ってわざわざ延ばす必要はありません。ちなみに注文住宅、未完成物件の新築マンション、リフォームのいずれの場合でも、税率は工事完了(引渡し)時点の税率となりますが、2019年4月1日までに請負契約さえすれば経過措置が適用され来年の10月以降引き渡しでも税率8%が適用になります。また、中古住宅については売主が個人の場合、そもそも消費税は課税されません。

大きな出費となる結納や結婚式については基本的に実施時期の税率によりますが、だからといって準備を焦るのも本末転倒です。式場によっては実施時期が来年10月以降であっても早めの契約であれば経過措置が取られる場合もあるようなので確認してみると良いでしょう。


「買うor買わない」を判断するのは最終的には自分自身の価値観です。過去、3%→5%→8%と消費税率がアップしてきた中で、駆け込み需要やその後の消費の冷え込みを目の当たりにしてきた私たち。税が上がるからと言ってむやみな焦りは禁物です。状況に踊らされることなく、「自分にとって必要か、そうでないか」を意識し、モノやサービスと丁寧に向き合うべき時。2019年の消費税増税はまさにそんなタイミングではないでしょうか。

取材/文:Takami Okuyama

波柴 純子

<話を伺ったのは>波柴 純子 さん

子供が3歳の時にシングルマザーとなりお金の不安をきっかけにファイナンシャル・プランニングを学び始める。
FP資格取得・金融機関での個別相談専門部署でのアドバイザー職を経て2013年に独立し、価値観の多様化していく人生100年時代一人ひとりが安心して過ごすため、様々な働き方・家族のあり方の中で女性が持つべき金融リテラシーをテーマにセミナー・研修・個別相談を行っている。
http://cras-i.com/

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