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2019.4.22

Answers HERE -くらしを磨くヒント-Vol.87花粉やPM2.5から家族を守る! 住まいの「鉄壁」ノウハウ5

スギ・ヒノキ花粉のシーズンがひと段落すると、次に控えているのがカモガヤやイネ花粉。花粉症の方には油断できない日々が続きます。それと同時に心に留めておきたいのが3~5月にピークを迎える黄砂。中国やモンゴルの砂漠の砂が巻き上げられ日本まで飛来する黄砂ですが、中には肺の奥まで入り込み呼吸器等に影響を及ぼすとされるPM2.5が含まれていることも。この黄砂やPM2.5は花粉症のアレルギー症状を増幅する可能性があるとも言われています。憂鬱な時期を快適かつ健康に乗り切るためにも、花粉をはじめとした微粒子をおうちから徹底的にシャットアウトしましょう。5つの「撃退ノウハウ」を家事エキスパートの藤原千秋さんに聞きました。

鉄壁ノウハウ1:床掃除

フローリングの床はフローリングワイパー用ドライシートか、軽く湿ったウェットシートで拭き取ると、微粒子を再度舞い上げずに掃除できて効果が高いです。ベストな時間帯は窓やドアを開閉したり家族が動き回る前の早朝や、外出した後の帰宅直後。床に積もったホコリが出来るだけ舞い上がらないタイミングでの掃除を心がけましょう。

ロボット掃除機を稼働させるなら、拭き掃除タイプの方がベター。掃除機は排気が高い位置にあるスティックタイプのほうが床への干渉が少ないのでおすすめです。(拭き掃除はカーペットや畳のホコリを一掃するのには向いていません。)

鉄壁ノウハウ2:空気清浄機&換気

家族の出入りが多いご家庭なら、空気清浄機は玄関で使うのがおすすめ。近くに上着をかけるラックやフックがあるとなお良いでしょう。外出時の上着に付いた花粉を持ち込まずに済みます。居室では、リビングよりもより長時間過ごす寝室で空気清浄機を稼働させたほうが、症状の緩和に役立ちます。部屋の開口部から遠い対角線上に設置し、部屋の空気の撹拌を促すようにします。

住宅内の空気はカビや二酸化炭素などでも汚れますので、たとえ花粉シーズンでも換気は必須。窓を開けての自然換気をするならもっとも空気が澄んでいる朝一番を選んで。逆に晴れて風が強い日の昼日中や、スモッグの注意報・警報の出ている時間帯の換気は避けましょう。
24時間換気がついている家では必ずスイッチが入っているか確認しましょう。節約を意識するあまり換気を怠ると、カビの原因になるので注意してください。気になる場合には吸気口用のフィルターを屋内に設置すると花粉を除いた空気が吸気されるので安心です。

また、花粉シーズンにお部屋を適度に加湿するのは空気中の花粉を床に落としやすくしますが過剰にやるとかえってカビ・ダニを発生させ、花粉以外のアレルギー症状の原因になりかねません。湿度計を設置して60%を超えないようにモニターしてください。

鉄壁ノウハウ3:洋服・布団干し

花粉シーズンの洗濯物は部屋干しが基本です。サーキュレーターや除湿器を併用し、なるべく短時間で乾かしましょう。湿った状態が長く続くほど雑菌が繁殖し、部屋干し臭がひどくなります。お部屋の湿度が60%を超えてしまったら適宜換気をしたり、エアコンを使って対処します。全自動洗濯乾燥機や浴室乾燥機がある場合にはそちらを稼働させたほうが、部屋干しで住まいを傷めるリスクは低くなります。また、部屋干しは寝室や子供部屋など布団のある部屋は避けましょう。洗濯物から出た湿気を布団が吸ってくれるので洗濯物の乾きは良いのですが、カビやダニの発生リスクが高くなります。

布団をどうしても外干ししたいなら午前中早めの時間帯にごく短時間、取り込んだらすぐに布団掃除機をかけて表面に付着した花粉を取り去ります。余計なホコリを立てるので、くれぐれも良かれと布団を叩かないようにしましょう。

この時期の洋服は花粉のつきやすいウールやフリース、静電気を発生しやすいナイロン、ポリエステルなどは避け、凹凸のない織りで帯電しにくい木綿や、花粉防止に特化した繊維の上着を活用しましょう。カバンが身体に触れる位置や、パンツやスカートの裾に静電気防止スプレーを使うのも効果的です。

鉄壁ノウハウ4:窓・網戸・カーテンのお手入れ

冬期のホコリや、花粉、カビ胞子などをふんだんに吸い込んでいるカーテンは、レースもドレープも取り外して大きめの洗濯ネットに蛇腹折りにして入れ、おしゃれ着用洗剤を使ってドライモードで洗濯を。ガラス窓周りは専用のクリーナーか、消毒用エタノールスプレーで拭き掃除をしてください。網戸も専用の掃除グッズかメラミンスポンジを活用して掃除しておくと、これからの季節の換気時にも快適に過ごせます。また窓もカーテンも閉めているような時間帯には空気清浄機をこのエリアに設置しておくと、窓周りの花粉を吸い込んでくれます。

鉄壁ノウハウ5:ホコリの除去

リビングなど居室の掃除をする際には、一番ホコリや花粉が溜まっている壁際や大きな家具の際の位置から。次に家具の下部、ソファ座面やテーブル上、キャビネット上など広い面で空気中のホコリを受ける場所という順番がおすすめ。掃除機を使用するならスティックタイプやハンディタイプなど、掃除をする対象に排気が当たらないものが適しています。このタイプが無ければともかく「拭き掃除」をメインに行い、「はたく」「掃く」などのアクションは避けたほうがいいですね。

春先からなんとなく続く身体の不調。それって花粉だけが原因ではないかもしれません。黄砂やPM2.5などの微粒子は、目に見えないからこそ余計に気を付けて対策しておきたいもの。毎日のお掃除やお洗濯を変えるだけで、きっと生活が見ちがえます。住環境は見た目の清潔さだけでなく、空気そのものをクリーンにするよう意識していきたいですね。

取材/文:Takami Okuyama

藤原 千秋

<話を伺ったのは>藤原 千秋 さん

1974年、栃木県生。住生活ジャーナリスト、ライター、コラムニスト。大手住宅メーカー営業職を経て2001年よりオールアバウトガイド。三女の母。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など。TBS『マツコの知らない世界』に1000種類の掃除グッズを試した主婦として出演。

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