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2019.3.13

素朴なギモンにお答えします!大人のビューティ相談室Vol.1あなたは正しく使えてる?「美容液を使う順番」の誤解

「オールインワン化粧品って本当に1品でいけるの?」、「美容液ファンデに下地はいらない?」など、今さら人に聞けないけど、気になることってありますよね。きちんと理解すると、いつものスキンケアやメイクが実は間違っていた! なんてことも…。化粧品会社勤務を経て、美容編集者としてさまざまなビューティーネタを集めまくっている、私、梅野利奈がそんな素朴な疑問を、思いっきり深堀りしてズバッと解決します! 記念すべき第1弾となる今回は、「美容液を使う順番」について。多くの方が抱えるお悩みをもとに、考えていきましょう。

美容液って、化粧水の前? それとも最後?

先に正解からお伝えしましょう。基本的には化粧水のすぐあとです。これには、ある法則が関係しています。その法則とは、“低分子 → 高分子”の順番でつけるということ。分子って言われても難しいですよね。かみ砕いていうと、「水っぽいもの → こってりと固いもの」という順番です。分子が小さい(低分子)のものは、肌にスーッと入っていきます。一方で分子が大きいもの(高分子)は、肌表面を覆うコート剤のような役割をもちます。低分子のものは肌の水分量を高める役割がある一方、蒸発しやすい。だからこそ、高分子成分で“ふた”をして、水分を逃がさないようにする必要があります。化粧品によって例外はありますが、低分子のものは水っぽいサラサラしたテクスチャーのものが多く、高分子はクリームやジェルのようにこってりと固めなものが大半を占めています。

お手持ちの美容液をチェックしてみてください。化粧水よりはトロ~ッとしているけど、乳液よりはサラサラしていませんか? 美容液は、美白・エイジングケアといったような具体的な悩みに集中してアプローチする狙いで作られたものが多く、保湿だけの目的で作られている商品は少数派。そのため、保湿に必要な“ふた”の役割よりも、肌にしっかり入れ込むようなテクスチャーで作られているのです。

でも、『洗顔後すぐに使う』と書いている美容液もあるけど…?

ただし、例外もあります。成分によっては、ブースター効果(肌をほぐして、そのあとの水分が入りやすいようにするもの)のある美容液や、どろっとはしているけれど、化粧水よりも低分子のものもあります。このような美容液には、ほとんどの場合「洗顔後すぐ使う」と表記されています。

また、化粧水の種類によっても変わります。化粧水のなかには保湿力が高く、肌表面をしっかり覆う成分が同時に配合されているものも増えています。その場合、“ふた”をしてから塗ることになってしまうので、成分が十分に届かない可能性があります。

たとえば、私は「化粧水を使った後に」と書かれている美容液であっても、化粧水の前に使うことも。なぜなら、30代以上をターゲットとしたスキンケアブランドであれば、化粧水であってもこってりと保湿効果が高いものが多いため、美容液を使う前に“ふた”をしてしまうためです。なので、まず美容液を使ってから、化粧水 → 乳液 → クリーム…という順番で、塗っています。美容液だけではなく、お手持ちの化粧水がとろみのある保湿力が高いものであれば、美容液を最初に使うのもおすすめです。

目元などの部分用美容液もおなじ?

はじめに使いたい美容液もある一方、最後に使いたい美容液もあります。たとえば目元の美容液は、乾燥が特にでやすい目周りのシワにアプローチするもの。保湿力も特に高く、こってりとしたものが中心。そのため、まずは化粧水で水分をたっぷり与えて、さらに乳液などで整え、最後にこってりとした美容液で “ふた”をして、目周りの乾燥を予防します。使い方が特殊なものでいうと、美白のビタミンC美容液や、低分子コラーゲン美容液といった、低分子成分が濃く配合されているものは、化粧水のまえに推奨されていることが多いです。

美容液を複数使いたい場合は、何から塗ればいい?

美容液1個でもいつ使えばいいか分かりにくいのに、複数の美容液をお使いの方は、さらに難しいですよね! 複数の美容液を併用の場合、使う順番を決めるポイントは2つあります。

(1)顔全体に使うものなのか、部分使いするものなのか
美白美容液でも、顔全体のトーンアップを目的とするものがある一方、シミの部分だけの使用を推奨している商品も。部分用美容液の場合、塗った直後に別のアイテムを使うと、顔全体に伸びてしまうため、届けたい部分への効果が薄くなる恐れがあります。そのため、顔全体に使う美容液を先に使用して、スキンケアの最後に部分用美容液を使いましょう。

(2)テクスチャーに違いはあるか
これまでのお話で、多くの商品の場合、サラサラしたり、どろ~っとしたりといったテクスチャーの違いが使用順を決める目安になるとお伝えしてきました。複数ある美容液のなかで、一番肌にすーっとなじむのはどれか、一方で、塗った後一番肌がべったりと“ふた”をされているように感じるものはどれか。このように、テクスチャーの差で判断してみるのがおすすめです。


メーカー研究者の方とのお話しで、よく聞くのは「化粧品は説明書きがほとんど読まれることがない」ということ。なかには、使う順番が書かれていいないものもありますが、まずは確認しましょう。…なんて言いつつ、読んだだけでは解決しない場合だってありますよね。そもそも書かれていなかったり、化粧水と美容液、クリームなど、それぞれのアイテムで別のブランドであったりする場合は、自分なりの正解を出すしかありません。

ご紹介した目線をもとに、今晩からぜひ見直してみてください。使い方を変えるだけで「いつもよりなんかいいかんじ♪」と、うれしい変化があるかも!

取材/文:梅野 利奈

梅野 利奈さん

ライター梅野 利奈 さん

外資系経営コンサルティング会社勤務、化粧品会社の商品企画・マーケティング部勤務を経て、美容コラムニストとして美容本を出すほか、女性誌編集者として毎月多くの美容記事を執筆。そのほか非常勤講師として化粧に関する講義を行うほか、化粧品メーカーと提携し、複数の商品開発を手掛けている。

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