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2018.12.19

Beautiful Life with Cat!~猫とのハッピーライフ~Vol.2猫って賢いの?猫と人を繋ぐ、見えない絆とコミュニケーションの魅力

猫って賢いの?猫と人を繋ぐ、見えない絆とコミュニケーションの魅力

私の自宅には友人がよく遊びに来てくれます。訪問客には猫がいることを伝えていますが、訪れる客すべてが猫好きとも限らず、中には怖くて近づけないという友人もいます。でもせっかく遊びに来てくれたのだから、すこしでも猫とも仲良くしてもらいたいと思い、希望してくれる方のみコミュニケーションをとってもらいます。猫が威嚇したり、引っ掻いたり、騒いだりするのには全て理由があります。嫌がることをしたり、不満やストレスをそのまま放置していると、猫はそのことを伝えるために問題行動を起こす場合もあります。猫がいま何を求めているかを理解すれば、とても平和で人と仲良く過ごすことができるんです。

暮らしてわかる猫の聡明さ

私が猫を飼うきっかけになったは、20代後半のOL時代。先輩の家に遊びに行った際にロシアンブルーの雌猫に出会ったことでした。ビロードのような光沢のある美しい毛並み、宝石のように輝く深いブルーとグリーンの瞳、小さくて上品な鳴き声、気品のある仕草は、猫というより美術品を眺めているようでした。美しさに見惚れている私をよそに、初対面の猫はしなやかな動きで私の膝に乗ってきました。恐る恐る頭を撫でると気持ちよさそうにゴロゴロと喉をならし甘えてきます。もちろん、当時の私はこの態度が「猫流の挨拶」だとは全く知りませんでした。

猫は人の想像を超える聡明さを持ち合わせており、人間の言動を観察してコミュニケーションをとる賢い動物です。そのことを理解すると、より一緒に暮らすことが楽しく、豊かになることを私は経験の中から学びました。我が家は長年、猫と暮らしていますが部屋を荒らされることも汚されることもなく、毛繕いをして自身の身なりを整えいつも清潔、人間よりもよっぽど猫の方がきれい好きで品位があり、暮らしのルールを守ってくれるマナー講師のような存在だと思うことも多々あります。

猫流の「ご挨拶」とは?

猫流の「ご挨拶」とは?

人と人は出会ったときに「こんにちは」と言葉で挨拶をしたり、握手をしたり、ハグをしたりします。猫にも挨拶があり、我が家の猫も来客に対して「こんにちは」の挨拶をします。猫の挨拶の一つ、「鼻キス」です。猫同士は互いの臭いを確認し合う意味で、出会ったときに鼻と鼻をくっつけます。猫は信頼している人にもこの行為をすることもあり、我が家の猫はこの鼻キスを来訪者に求めます。(猫と人の場合は、本当にくっつけると衛生面などで懸念があるので、至近距離で臭いを嗅ぐ程度にすることをおすすめします)猫の人への挨拶は鼻キス意外にも、甘えた声を出したり、体をスリスリしてきたり、目をゆっくり合わせてきたり、場合によってはお腹をだして歓迎する猫もいます。逆に警戒心の強い猫は、どのご挨拶もせずにそっと身を隠せる場所へ隠れてしまいます(警戒心がとけるまでの長い時間が必要なのでそっとしておくことがおすすめです)。

猫と仲良くなるためのマナー

猫と仲良くなるためのマナー

挨拶が終わると慣れている猫は人の膝にのって寛いだり、遊んで欲しいとかおやつが食べたいと要求するなど、人に対して様々な方法でコミュニケーションを積極的にとってきます。猫と仲良くなるためには、人同士のご挨拶や接待マナーがあるように、猫にもマナーがあることを覚えておきましょう。

猫は言動が荒々しく振舞われることを嫌います。例えば、「大声を出す」とか「暴れる」「怒る」などといった行為です。そういったシーンに出会うと、そっと姿を消してしまいます。逆に、やさしく「話しかける」とか「おもちゃで遊ぶ」ような人とは仲良くなりやすいです。ただし猫にも自分のペースがあるためしつこくされることを嫌いますから、適度な距離感をもつことも仲良くなるために大切です。

一番簡単に仲良くなるには、おもちゃを使って遊ぶことです。人の子供がそうであるように、猫は遊びが大好きです。おもちゃを使って、遊び相手になってあげると夢中になって遊び、「この人は遊んでくれる=いい人」とインプットされます。猫はとても記憶力が良いので、そのことを忘れません。そして遊び疲れて満足すると、静かに眠りにつきます。その頃には、遊び相手をした人間側も猫にすこし愛着が湧いていることでしょう。人も猫も遊びの時間を共有することで互いの信頼の絆を深めることができるのではないかと思います。

猫に学ぶ「コミュニケーション力」

猫に学ぶ「コミュニケーション力」

私たちは、人と人の繋がりや関係性で多くの「喜怒哀楽」があります。楽しく嬉しいことばかりではなく辛いことや苦しいこともあり、どうやったらもっと人とうまく付き合えるだろう?どうすれば人とのコミュニケーションを上手にとれるだろう?と悩み、考えたことがある人は少なくないでしょう。私はある日、猫の態度を見ていてそのコミュニケーション能力の高さに気がつきました。

猫は好きな人と嫌いな人への態度がはっきりしていて、警戒心が高く自己防衛本能に長けています。他の猫や動物、人に対して色眼鏡でみることがないので「心地よいかどうか」で判断します。好かれようとか出世しようなんてことは考えませんから、非常にわかりやすく素直にその時の感情を態度に示します。例えば、野良猫。近づくとすぐに逃げてしまうのは、私たち人間は野良猫たちにとって「心地よい」存在ではありませんから、すぐに逃げてしまうのです。

猫は、一度心を許した相手には深い忠誠心を示します。「この人は大切!好き!」と思ったら無性の愛を注いでくれます。時に飼い主が落ち込んでいたり悲しみに暮れていると、そっと近くに寄り添い、「大丈夫だよ」「なんとかなるさ」と言っているかのように無言のまま一緒の時間を過ごしてくれます。逆に、楽しいことや嬉しいことがあってウキウキして過ごしていると、不思議と猫も健康で元気です。猫は、ちょっとした飼い主の心身の変化を本能で察する聡明さと繊細さを持ち合わせています。私たちは生きていますから、人生の苦楽や葛藤があることは当然です。その人生の長い道を一緒に歩む能力が猫にはあり、私は猫の賢さから多くの気づきをもらっています。

猫との暮らしが勇気をくれた

猫との暮らしには、賢く生きるためのヒントが散りばめられていると私は思っています。
私は猫と暮らすまでは、思うようにいかない人生にたくさんの不満をかかえ、自分へのコンプレックスを手放せず、チャレンジすることができない消極的な性格でした。しかし、長年の猫との暮らしで私は少しずつ変わることができました。

  • 大切な守るべき存在(責任が生まれ物事が頑張れるようになる)
  • 自分への無性の愛をくれる存在(絶対的な味方がいる嬉しさ)
  • 欠点だらけの私のことをいつも応援(応援している家族がいる喜び)
  • 何も変わらずに平常心で側にいてくれる存在(辛いことや悲しいことも一人ではない)

……それが猫でした。

学びや気づきは身近な生活の中にあり、人それぞれ感じ方は違うと思います。私の学びや気づきの一つは、猫との暮らしにあると思っています。物事に対し肩の力を抜いて、それはまるで猫のようにしなやかに、優雅に、「なんとかなるさ」と笑って過ごせるようになりました。

猫と暮らしている方は、より良い関係を築き、より深く豊かな暮らしができること願います。猫と暮らしたことのない方やこれから暮らしたいと検討している方は、ぜひ猫とのふれあいの場を設けてみてはいかがでしょうか。角度を変えて、猫を見ることで、新しい発見があるかもしれません。

取材/文:新井ミホ

新井 ミホさん

新井 ミホ

猫ちゃんオーナー歴18年。ミウ(ロシアンブルー♂)と13年間暮らし、ミウは2014年に天国へ。その後、保護猫のグリ(キジトラ♂/4歳)と知人から譲り受けたラヴ(キジトラ♂/1歳)の2匹と暮らしている。
ナチュラル&オーガニックライフ専門のPR会社を経営するかたわら、「猫と暮らすことで多くの幸せをもらった恩返しがしたい」「保護猫の支援をしたい」という思いから、2016年ボランティアブランド「ラシャトン(www.lachaton.jp )」を立ち上げ。毎年数回、保護猫支援やチャリティーイベントなどを開催。愛猫グッズの展示会への出展、セミナー講演も行っている。

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