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2019.2.27

Beautiful Life with Cat!~猫とのハッピーライフ~Vol.4どう選んで何を食べる? 猫のごはんについて考えてみる

何気なく選んでいたキャットフード。原料や成分について私たち人間の食事と同じくらいちゃんと理解しているかというと、正直そこまで分かっていないというのが現状かもしれません。ですが家族として迎え入れたからには、食事についても基本的な知識は得ておきたいですね。そこで犬猫の自然食や自然療法などの啓蒙活動を行っている「Natura Sanat(なちゅらさなっと)」主宰の小野みち代さんに猫の食事について取材しました。

猫は完全な「肉食動物」であることを忘れない

みなさんは「猫の食性」というものをご存知でしょうか? 人間は植物も動物も食物として摂取しているので「雑食」と言われていますが、猫の場合は完全な「肉食」です。同じネコ科のライオンやトラの食事風景を見ると分かりやすいですね。肉食動物は草食動物に比べて腸の長さが短く、時間をかけて食物を消化できないため植物性食物の消化はあまり得意ではないそうです。人間の食事をひとくちおすそ分けしたり、健康に良さそうだからと積極的に野菜を与えたりするのは避けましょう。特にネギ類やニラ、アボカドは体調不良の原因になるので、気を付けたいですね。猫に必要な栄養素がバランスよく配合されている「総合栄養食」と表示されているキャットフードが安心・安全です。

日本には2009年から施行されている「ペットフード安全法」というものがあります。フードをはじめ、おやつやサプリメントも対象に添加物を含む原材料のすべてを表記すること義務づけられている法律です。外国で製造・輸入されたフードも日本語で原材料名や原産国を明記することも義務になっているので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

これまでの私はペットフード売り場の前で何を基準に選べばいいのか、いつも迷っていました。「オーガニック」「無添加」「国産」「ダイエット」「価格」など、購入の目安にしてるキーワードは本当に正しいのかどうか、その答えを知らないままに何となく良さそうなものを選択し続けていました。ネットでオンラインショップのクチコミ欄を見て選ぶこともありますが、それすらも参考にすればするほどに、迷ってしまう事もありました。だからこそ、フードを選ぶ最低限の基準や知識は必要ですね。

成分や保存方法なども合わせて知っておくとGOOD!

今回、小野さんの話を伺ってとても参考になったことは、猫が肉食動物であることから品質のよいたんぱく質をきちんと摂取することや、炭水化物は実は猫にとってはあまり重要ではないということ。また、キャットフードに含まれる「添加物」についても知っておくとよいと思いました。

例えばドライフードに必ず含まれる「酸化防止剤」。合成のものと天然のものがあって、その種類によって酸化を押さえる力は異なります。「ミックストコフェロール」や「ローズマリーエキス」を代表とする天然由来のものは合成のものと比べて保存期間が短くなりますので注意が必要です。

保存方法についても知っておきましょう。ドライフードは酸化しやすいので、直射日光を避けて小分けにするなどして酸化を防ぎます。私の場合、2ヶ月分のフードを都度インターネットショップで購入しています。ドライフードは開封したら1週間分ごとに保存袋に小分けにして冷凍庫にいれます。すぐに食べる分は保存容器に入れて1週間で食べきるようにしています。ウエットフードは2ヶ月分ストックして毎回の食事で1袋(1パック)を食べきるようにしています。猫の健康を配慮して、酸化したキャットフードを与えることは避けるよう飼い主が徹底して管理しましょう。

何を選び、何を食べるか?

猫との暮らしは楽しいことがたくさんありますが、同時に病気や介護、いつかはやってくる別れなど深刻な場面も多々あり、猫の人生の責任が飼い主にはあると思っています。その責任を果たすために、そして健康で長く一緒に暮らしていくために、猫の習性や食性を知ることは大切なことだと思います。

今回、キャットフードについて小野さんにお話を伺い多くの学びや気づきがありました。「猫を知ること」で猫の健康をサポートできると思います。「食事を正せば健康でいられる、体だけではなく心も健康になる」それは人だけではなく、猫にも同じことが言えるでしょう。


「食べることは生きることだ」と言うだけあり、食は健康のバロメーターです。「飽食」と言われているこの日本で何を食べて生きていくか、その正しい選択も必要です。人間だけではなく猫も同じ「何を選び、何を食べるか?」。自分のために、家族のために、大切な愛猫のために一度考えてみてはいかがでしょうか。

取材/文:新井ミホ

小野 みち代 さん

<話を伺ったのは>
Natura Sanat なちゅらさなっと 主宰
小野 みち代 さん

ネコ専門の食事指導をはじめ、ネコを健康に長生きさせるためのノウハウを研究・提供する自然療法家。Natura Sanatなちゅらさなっと主宰。アニマル・ホメオパス。ジェモセラピスト。アニマルヘルスケア協会正会員(Animal Nutrition Professional)。動物自然療法協会で専任講師を務めるほか、動物系専門学校で非常勤講師も務める。現在、20歳の三毛猫ぷりんさんを含めた6匹のネコたちと暮らしている。

新井 ミホさん

ラシャトン主宰新井 ミホ さん

猫ちゃんオーナー歴18年。ミウ(ロシアンブルー♂)と13年間暮らし、ミウは2014年に天国へ。その後、保護猫のグリ(キジトラ♂/4歳)と知人から譲り受けたラヴ(キジトラ♂/1歳)の2匹と暮らしている。
ナチュラル&オーガニックライフ専門のPR会社を経営するかたわら、「猫と暮らすことで多くの幸せをもらった恩返しがしたい」「保護猫の支援をしたい」という思いから、2016年ボランティアブランド「ラシャトン(www.lachaton.jp )」を立ち上げ。毎年数回、保護猫支援やチャリティーイベントなどを開催。愛猫グッズの展示会への出展、セミナー講演も行っている。

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