素敵な暮らしを買うマガジン Style LOHACO

2019.3.22

Beautiful Life with Cat!~猫とのハッピーライフ~Vol.5どうしていますか?愛猫の健康管理

一緒に暮らす猫たちは元気なエネルギーに満ちています。しかし猫は人の4~5倍近くの速さで一生を駆け抜けるため、飼って数年で飼い主の年齢を超えてしまうこともよくあります。家族同然の愛猫が天寿を全うするために、普段からの健康管理は飼い主の大切な役目。私も過去に愛猫の介護・看取りを経験し「もっと良い治療方法や介護方法があったのでは?」と胸を締め付けられる思いをしたこともありましたが、今一緒に暮らしている2匹の猫たちにいつまでも元気でいてもらうために、健康管理に関する基礎知識は得ておくべきだと思っています。

“毎日のコミュニケーション”の延長で健康管理はできる

猫も人も健康第一。いつまでも大切な家族である猫たちと楽しく幸せに暮らしたいと飼い主のだれもが思うはずです。しかし、猫も人も日々の暮らしの中で体調不良や病気、怪我などに見舞われることは当然あります。だからこそ、そのときに「どうしたらいいのか?」そうなる前に「できることはないのか?」ということを考えることはとても重要です。そこで、毎日の生活を通してできる健康管理を挙げてみました。

ブラッシング

猫は自分で毛繕いをしますが、専用のブラシを使ってブラッシングをしてあげると喜ぶ子が多いです。飼い主とのコミュニケーションになるのはもちろんですし、ブラッシングすることで抜け毛予防、血行促進、ストレス解消やスキンシップなど、良いことばかりです。ブラッシングするときに体に触って皮膚の健康状態をチェックすると良いでしょう。毛に覆われていて普段は見つけられない、ちょっとした傷や皮膚炎なども見つかる場合があります。毛艶のチェックも大切。毛艶は栄養状態や病気が影響していることが多いので注意して見ておくと良いと思います。

爪切りや歯磨き

ケガを防ぐためにも爪切りは必須です。爪切りを嫌がる子は多いようですが、何本か切ってみて嫌がったときは別の時間に続きをするくらい気長にやります。そして爪切りと一緒に肉球もチェックしましょう。肉球にはたくさんの神経が集まっていて、猫がジャンプや忍び足をするときに役立ち、温度や障害物など足元の異変を感じとるセンサーとしての機能もあります。肉球の色や温度、ケガの有無を確認しましょう。そして乾燥しやすい季節はあかぎれチェックも忘れずに。

歯磨きもとても嫌がります。が、年齢を重ねると歯垢もたまりますので専用のブラシでかるくブラッシングしましょう。ブラシが難しい場合は、歯磨きシートや液体歯磨き、オーラルケア用のおやつなどで工夫しましょう。そして一緒に口臭もチェック。口臭は歯周病や内臓の病気につながりやすいので注意してみることが大切です。(爪切りや歯磨きは自分でできないときは無理をせず、病院やトリミングサロンで行いましょう)

耳や目の周りの掃除

室内飼いの猫の場合は病気ではない限り、耳の中や目の周りに汚れがたくさんつくことが少ないと思いますので、月に1回程度、気がついたときにやさしく抱っこをして耳の中や目の周りが汚れていないかをチェックしてみましょう。汚れていたらコットンでやさしく拭いてあげましょう。もしいつも以上に汚れていたり、涙がとまらないなどの症状がある場合は獣医さんに診てもらいましょう。

排泄物の状態やお尻の周りのチェック

毎日のコミュニケーションやトレイの掃除のときに、お尻周りや排泄物がどういう状態かをチェックする習慣をつけると良いです。色や硬さなど健康な状態であるか、いつもと違うときはなぜなのか? きっと理由はあるはずです。そのことに気がつくか気がつかないかによって、猫の健康維持は変わってくると考えてください。

食欲の状態

食べることは生きることですから、猫ちゃんが元気かどうかも食事の状態を見るとわかります。小さい頃から少食な子もいれば、食いしん坊な子もいるでしょう。個人差があるのは当然ですので、それを知った上で毎日の食欲や食事の量が安定しているかどうかを気にしてみましょう。いままで食べていた食事を急に取らなくなった場合、逆に食べすぎたときは注意が必要。特に食べなくなったときは何らかの病気や不調の疑いがありますので長く続く場合は、獣医さんに相談しましょう。

何かを訴えてきたとき

人と一緒に暮らす猫たちは「お腹すいたー!」「遊んでー」「いまはそっとしておいて!」など、態度や鳴き声で表現した意思表示が上手な子が増えています。ですから猫ちゃんの健康チェックも、体をさわったり見て観察するだけではなく、猫ちゃんから何か訴えてきたときにもサインがあるかもしれません。猫は言葉を話しませんので、ちょっと具合が悪くても元気そうに振る舞う場合もあります。日々の生活の中に、不調や不満のサインは必ずありますので、飼い主が愛する猫ちゃんのサインを見逃さないようにすることが大事です。

年1回のワクチン接種と健康診断でさらに安心を

完全室内で猫を飼っていると、室内で暮らしているからワクチンは必要ないのでは? と思われがちですが、家の外からいつ何時、病気の原因であるウイルスや菌が室内に入ってくるかわかりませんので年1回のワクチン接種を推奨します。そして年1回の健康診断も大切です。うちの子は若いからまだ大丈夫、などと思わずに定期的な健康診断も行いましょう。子猫の頃から健康診断をすることでその子の体質を知ることができますし、不調や病気を未然に防ぐこともできます。例えば「うちの子の誕生日が来たらワクチン」とか「桜が咲いたら健康診断」と季節やイベントと絡めると忘れずに定期的に行うことができますね。スマホなどでスケジュールの定期登録をしておくのも手です。(ワクチン接種の頻度に関しては様々な意見があるため、判断に迷う時は獣医師に相談しましょう)

もしも! の時に慌てないための事前準備を

かかりつけの病院やドクターを持つ

猫ちゃんといつまでも健康で楽しく暮らしたいからこそ、日々の健康管理や健康チェックはとても大切だとお伝えしてきました。しかし絶対にケガや病気にならないということはありません。猫に多い病気のひとつに腎臓病があります。私も慢性腎臓病で先代の猫を看取りました。もっと早く気がつていれば、と何度も考えました。そのためにも、かかりつけの頼りになる動物病院や獣医さんなど、ホームドクターを持つことをおすすめします。同じ病院で診てもらえるとカルテがあったり先生とも仲良くなりますので、様々な相談もしやすくなります。また歯科や眼科など、専門に診ている病院もあります。一般的な動物病院よりも専門的な医療器具や治療体制などが整っており、高度な治療も受けられますので万が一のためにホームページをチェックしておくことをおすすめします。

ペット保険を検討する

今年4歳になった我が家の猫は、ペット保険に加入しました。先代の猫が病気になったとき、自分にできることはすべてやりたいという思いが強く高額な治療費を払い続けましたが、後からペット保険のことを知りもっと早くに加入しておけばよかったという経験があり、今回入ることにしました。種類も選べる場合もありますので、比較してみると良いと思います。かかりつけの病院にカタログもあるのでもらってみるところから始めても良いですし、インターネットにもたくさん情報が掲載されています。もちろん、保険に対する考え方は様々です。保険には入らず、万が一の時の医療費分として毎月少しずつ貯金しておくというのも一つ考え方です。愛する猫ちゃんのために保険の内容を確認したうえで加入する・しないを決めるのも良いかもしれません。

愛猫の健康を守ることは自分の幸せにつながる

猫と暮らすということは、楽しいこと幸せなことがほとんどです。たくさんの幸せを私たちに無償の愛で注いでくれる子の未来の健康を左右するのは私たち飼い主であることは忘れてはなりません。人生100年時代に突入する人間と比べて、平均約15年といわれている猫の一生は、ある意味でドラマティックなくらいにスピーディーです。ただ可愛いからという理由だけで暮らし始めるだけではなく、未来の生活もイメージしながら猫の一生について考えてみましょう。それはきっと自分の未来とも重なり、健康で幸せな暮らしを手にいれるヒントとなるのではないでしょうか。

取材/文:新井ミホ

新井 ミホさん

ラシャトン主宰新井 ミホ さん

猫ちゃんオーナー歴18年。ミウ(ロシアンブルー♂)と13年間暮らし、ミウは2014年に天国へ。その後、保護猫のグリ(キジトラ♂/4歳)と知人から譲り受けたラヴ(キジトラ♂/1歳)の2匹と暮らしている。
ナチュラル&オーガニックライフ専門のPR会社を経営するかたわら、「猫と暮らすことで多くの幸せをもらった恩返しがしたい」「保護猫の支援をしたい」という思いから、2016年ボランティアブランド「ラシャトン(www.lachaton.jp )」を立ち上げ。毎年数回、保護猫支援やチャリティーイベントなどを開催。愛猫グッズの展示会への出展、セミナー講演も行っている。

素敵な暮らしを買うマガジン STYLE LOHACO

LOHACOが提案する、もっとくらしを豊かにする
新しい情報マガジン+ショッピングメディア

TOPへ



[閉じる]