素敵な暮らしを買うマガジン Style LOHACO

2019.6.10

Beautiful Life with Cat!~猫とのハッピーライフ~Vol.7愛猫の防災準備、できていますか?

地震や豪雨被害など、日本各地で起こっています。被害に遭われた方の中には、犬や猫などのペットを飼っていて、辛い避難生活を経験した方も少なくないと思います。私も2011年の東日本大震災の際には、東京で一人暮らしをしながら1匹の猫と生活をしていました。地震が起こった時は家におらず、愛猫がお留守番をしていたため自宅に戻るまでは猫の事で頭がいっぱいでした。自宅に戻ると家具やテレビが倒れ、想像以上に部屋の中がぐちゃぐちゃ。ベランダの窓も全開でした。私の住まいはマンションの7階だったので「地震に驚いて外へ飛び出しちゃった!?」と一瞬凍り付きましたが、名前を呼んだところ散乱した部屋の片隅から出てきたのを見て安心したことを、今でも鮮明に覚えています。こうした経験から私は、猫の防災について全く無知であった事を深く反省をし、

  • 部屋の環境を整える
  • 猫と避難したときを想定する
  • 防災グッズを揃える

この3点についてすぐに防災対策をとることにしました。

愛猫を守れるのは、飼い主だけ

私と飼い猫が大きな地震を経験して、暮らしていた部屋の環境がいかに危険だらけだったかということを感じました。棚の上には小物や割れ物がたくさん置いてあり、家具や大型家電も固定していませんでした。猫が割れたガラスの上を歩いたら、倒れた家具の下敷きになっていたらと思うとゾッとしました。改めて部屋のなかの状態をチェックして、猫のために安全な部屋の環境づくりをする事にしました。

  • 不要なものは捨てる
  • 家具や大型家電は固定する
  • 棚の上の小物や雑貨は必要最低限にまとめる
  • 割れ物は安全な場所にしまう
  • 危険な場所がないか確認をする(電源コンセントやコードなどの整理も!)
  • 猫ベットやキャリーバック、ゲージなど避難場所を日頃から作る

当たり前の事なのに、それが全くできていませんでした。いかに私が自分目線で暮らしていたかということがわかり、猫と暮らす飼い主であれば、猫が安全に暮らしやすい環境づくりを考えるべきだと痛感しました。

最低3日、できれば1週間分の避難グッズを!

次に私が行動に移したことは、猫の避難グッズを準備する事でした。もし「避難生活をする事になったら?」ということを想定し、リストをつくり確認していきました。大事なのは避難グッズのボリューム。避難する時は、猫も一緒に移動しますし、人間用の避難グッズも持たなければならないので、持ち出す荷物の重さも考えて自分で持てる量を用意することが大切です。

  • 携帯トイレ
  • トイレシート、トイレの砂
  • タオル類
  • ウエットティッシュやティッシュ
  • ゴミ袋やガムテーム、新聞紙、ハサミやペンやメモなど
  • 食料(ドライフード、ウエットフード、おやつ)
  • 食器
  • キャリーバック
  • リードやハーネス
  • 普段飲んでいる薬
  • 猫の写真

持ち出す荷物が多くなりすぎないようにしましょう。そして、優先順位をつけて準備すると良いです。生きていくために必要なものから準備することがポイントです。猫はストレスを感じやすいので、日頃食べ慣れているフードやおやつを用意する、もしはぐれてしまった時のために猫の写真などもあると良いでしょう。最低でも3日分、できれば1週間分の備えがあると安心です。

猫と一緒に「プチ避難訓練」のすすめ

日頃から猫の健康管理をすることや、しつけについても再確認しておくことをお勧めします。
例えば、避難することを想定して、

  • キャリーバッグに慣れているかどうか
  • 家族以外の人にどの程度慣れているか
  • リードやハーネスに慣れているか

など環境が変わった時に猫のストレスが最小限で済むように日頃から慣らしておく練習をすると良いと思います。私は避難することをイメージするために、実際に猫たちにキャリーバッグに入ってもらい避難グッズを持って歩いてみる練習をしました。2匹で10キロちかい猫を抱えて避難するには、避難グッズはバックパックに入れた方が便利だとか、荷物の重量はもう少し増やせそうだ、といったことが体感できます。地域の自治体が実施している防災訓練に参加することも考えています。私が住む地域では、ペット同行の避難訓練を実施しているので、自分の住む町の防災訓練情報を調べてみると良いでしょう。

また、猫とはぐれてしまった時のことも想定しておきましょう。私は、地震を経験するまでは気にしていなかったマイクロチップの装着を動物病院でしました。マイクロチップとは、10mm前後の円筒状の電子機器で、もしも迷子になった時にこれを読み取ることで「この猫は飼い主はだれか?」が分かります。耐久年数は30年程度と言われており、電池も必要ありません。動物保護センターや保健所、動物病院にあるリーダーでマイクロチップの情報を読み取り、飼い主と連絡を取ることができます。日本ではまだ装着の義務化はされていませんが、ヨーロッパではマイクロチップを義務化している国もあるようです。マイクロチップを入れる事による健康被害については今の時点では無いと報告されており、装着の費用は数千円から1万円程度です。


私の家では、猫と自分の防災グッズを揃えて半年に1回見直しています。そして今度は防災訓練にも参加してみようと思っています。疑似体験することで、事前に準備していたことに加えて新しい発見があるかもしれません。また、猫を飼っている友人や知人と情報交換することもお勧めします。猫と暮らす人たち同士のネットワークをつくっておくことで、どんな防災準備をしているかを聞けますし、意見交換するのもよいでしょう。いまはインターネットやSNSなどもありますので、そこで情報を得るのも良いかもしれませんね。災害はいつ起こるか分かりません。長く幸せに猫と暮らすためにも、猫の防災について今一度考えてみませんか?

取材/文:新井ミホ

新井 ミホさん

ラシャトン主宰新井 ミホ さん

猫ちゃんオーナー歴18年。ミウ(ロシアンブルー♂)と13年間暮らし、ミウは2014年に天国へ。その後、保護猫のグリ(キジトラ♂/4歳)と知人から譲り受けたラヴ(キジトラ♂/1歳)の2匹と暮らしている。
ナチュラル&オーガニックライフ専門のPR会社を経営するかたわら、「猫と暮らすことで多くの幸せをもらった恩返しがしたい」「保護猫の支援をしたい」という思いから、2016年ボランティアブランド「ラシャトン(www.lachaton.jp )」を立ち上げ。毎年数回、保護猫支援やチャリティーイベントなどを開催。愛猫グッズの展示会への出展、セミナー講演も行っている。

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