素敵な暮らしを買うマガジン Style LOHACO

2019.8.23

Beautiful Life with Cat!~猫とのハッピーライフ~Vol.9この暑さはいつまで続く? 猫ちゃんのひんやり対策

最近では、飼い猫は終日家の中で過ごす「完全室内飼い」スタイルが増えました。理由としてはいくつがありますが、怪我や病気のリスクが減り食生活などの環境が整うため寿命が伸びることや、家族として愛情や絆が深まり一緒に暮らすことへの満足度が高まることなどがあげられるでしょう。実際に私の周りでも、この半年だけで新たに子猫を家族に迎えて一緒に暮らし始めた友人が5人以上いるのですが、この季節よく質問されることは「留守中の暑さ対策」です。猫は「暑い」「寒い」を言葉や態度でわかりやすく人に対して示すことがありません。だからこそ、一緒に暮らす私たち飼い主が猫の暑さ対策を行うことがとても大切です。

いま行っている暑さ対策を確認しましょう

猫の平均体温は38度前後と、人間と比べて少し高いと言われています。また人間のように汗をかいて体温調節をすることもできません。そして短毛種・長毛種の違いによって差はありますが、主に寒い地域原産の猫種は特に暑さに弱いようです。日中、家を留守にしがちな方は猫がどのように過ごせば暑い季節も快適であるかを知っておくことはとても大事なことです。一般的に猫は涼しい場所を探すのが得意だと言われていますので、家の所々で猫が快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。ではどのような環境づくりが暑さ対策になるのか、いくつか例をあげていきますので、参考にしてみてください。

エアコンは26~28℃を目安に

エアコンが苦手な猫もいます。直接風が当たらないようにして、室内の温度を下げるよりも除湿を心がけましょう。

部屋を閉めきらない

浴室やトイレ、玄関など、冷たい床・タイルがある場所を自分で探し移動できるようにしておきましょう。その際、お風呂の水は必ず抜く、トイレの蓋は閉める、玄関ドアを開けたときの逸走防止などの配慮が必要です。逆に猫に入られては困る部屋のドアは閉めておきましょう。

留守中、扇風機は使わない

網や羽、電気コードで怪我をすることを避けるためです。

長期な留守は避ける

猫は「1~2日なら家を空けても大丈夫」と言われていますが、それ以上留守にする場合は、人の手を借りましょう。猫によっては慣れた住環境から離れることがストレスになるケースもあるようですので、愛猫の性格を鑑みながらペットシッターやペットホテルなどを上手に活用してください。

窓は閉めておく

屋外に脱走してしまう危険性のある窓周りは要注意です。浴室やトイレ、キッチンにある窓や高い位置にある窓などは盲点だったりします。特に完全室内飼いの猫は脱走すると見つかりにくい場合があります。網戸を開けたり破って外に出てしまうケースもあるので十分に気を付けましょう。

ひんやりアイテムを活用する

ポピュラーなのは、涼感素材で作られたマットやクッションベットです。大理石やアルミ、い草、ジェルタイプなど素材や大きさや形は色々あります。最近では、手軽な価格で手に入るものが増えてきています。ちなみに我が家では愛猫がすっぽり入る大きさの陶器をテーブルに置いています。

飲み水を十分に準備する

1箇所だけではなく数カ所に設置して脱水状態にならないようにします。ペット用ウォーターサーバーなどもおすすめです。浄水フィルターや電動で自動循環式のものなど様々あり、1~2日留守にするときにも活躍します。

涼しい場所に空のダンボールや屋根付きの猫ハウスを置いておく

猫は狭い箱の中が大好きです、涼みながら落ち着いて過ごせる空間を準備してあげましょう。最近ではスマホアプリを通じて温度調節ができるという最新ハウスも登場しているようです。

これらは一例ではありますが、飼い主が気にしてあげることで猛暑が続く時季でも猫はストレスを感じることなく毎日を過ごすことができます。

対策は万全でも熱中症になることもある

対策をいかにとったとしても、猫種や年齢、持病・肥満の有無などで熱中症にかかりやすい猫もいます。もしもの時のために、熱中症について知っておきましょう。熱中症になった猫は、人間同様に元気や食欲がなくなります。犬のように口を開け舌を出しながら呼吸が荒くなっている、歩行がふらついたり、嘔吐や下痢などが主な症状です。熱中症の治療が遅れて命を落とすこともありますので、気になる症状が続くようでしたら、すぐに病院にいくことをおすすめします。

また、夏の季節に起こりやすい猫の病気のひとつに、FLUTD(Feline Lower Urinary Tract Disease/下部尿路疾患)があります。膀胱または尿道に影響する機能障害・疾患の総称で、特発性膀胱炎をはじめ、尿結石・血尿・尿道閉塞などがあげられます。暑さで体内の水分が奪われることで、尿が濃くなり尿結石のできる可能性が高まります。冬にも水分をあまり摂取しないことでこの症状が起こりやすくなるそうです。夏場は、新鮮な水やドライフードだけではなく水分の多いウエットフードを多めに食べるようにすると良いですね。少ない量の排尿を頻繁にしていたり、排尿のたびに痛がって鳴く、尿にキラキラ光る結晶が見つかった場合は、すみやかに獣医師に相談しましょう。

+αの暑さ対策アイデア

ひんやりアイテムと掛け合わせるとさらに快適に過ごせるアイデアを2つご紹介しましょう。

ブラッシング

こまめにブラッシングすることで不要な毛を除き通気をよくしてあげることができます。長毛種はトリミングサロンで夏の時期だけで短くカット(サマーカットと言います)する猫もいますが、老猫や神経質な猫にはおすすめしません。

氷水ペットボトル

きれいに洗ったペットボトルの中に水を入れて凍らせます。それを水の入ったトレーに入れておくと、トレイの水は冷たくなりますし、ペットボトルの水滴を舐めるなどして涼やかになります。また凍ったペットボトルをゲージやベットの近くに並べて置いておくのも天然クーラーとなるのでおすすめです。


私は2匹の猫たちと暮らしています。その2匹は、顔も性格も鳴き声も食べ物の好みや行動パターンも、すべてが面白ほどに異なります。暑さに関しても、「快適だ」と感じる手段はそれぞれ。たとえば片方の猫は洗面台の中が涼むときの一番のお気に入りスポットですが、もう一方はひんやりベッドの上が好きだったりします。猫それぞれに暑さ対策で好む場所があるので、飼い主としてはその場所をいかに安全で安心できるように環境を整えるかを工夫することが重要です。我が家の場合、洗面台の周りにはドライヤーなどの電化製品を置きっぱなしにしない、誤飲しやすい小物などはしっかり片付けるということを心がけています。猫も人間も健康第一です、日頃の体調管理や環境管理を通じてこの暑い夏も快適に楽しく過ごしていけることを願っています。

取材/文:新井ミホ

新井 ミホさん

ラシャトン主宰新井 ミホ さん

猫ちゃんオーナー歴18年。ミウ(ロシアンブルー♂)と13年間暮らし、ミウは2014年に天国へ。その後、保護猫のグリ(キジトラ♂/4歳)と知人から譲り受けたラヴ(キジトラ♂/1歳)の2匹と暮らしている。
ナチュラル&オーガニックライフ専門のPR会社を経営するかたわら、「猫と暮らすことで多くの幸せをもらった恩返しがしたい」「保護猫の支援をしたい」という思いから、2016年ボランティアブランド「ラシャトン(www.lachaton.jp)」を立ち上げ。毎年数回、保護猫支援やチャリティーイベントなどを開催。愛猫グッズの展示会への出展、セミナー講演も行っている。

素敵な暮らしを買うマガジン STYLE LOHACO

LOHACOが提案する、もっとくらしを豊かにする
新しい情報マガジン+ショッピングメディア

TOPへ



[閉じる]