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2019.1.16

ヘルスケアTipsVol.34頭痛・肩こり・不眠症…現代人を襲う「デジタル疲労」

私たちの生活に欠かせない、スマホやパソコン。お仕事でパソコンに向かい、プライベートではスマホでニュースを…など一日中画面を見ているというデジタル生活を送っている方も少なくありません。そこで、今回は現代人には避けにくい「デジタル疲労」について、あまきクリニックの味木幸先生にお話を伺いました。

「デジタル疲労」のサインとは?

デジタル疲労から起こるトラブルは、人によってさまざまです。例えば、目の周りの印象低下(クマ)や、乾燥して目がショボショボする、眩しさを感じて目を開けていられないなどの直接目や目の周りに関わるトラブルのほか、頭痛、肩こり、不眠症、身体のむくみ(特に手がむくんで指輪が外しにくくなる)などの体全体におよびます。

なぜデジタル疲労を感じるのか

パソコンやスマホなどデジタルデバイスを見続けている間は、目の周りの毛様体筋と呼ばれる筋肉が緊張し続けることによって疲労し、自律神経が長時間働きっぱなしになります。その結果、自律神経のバランスが崩れて、血流が悪くなり、頭痛や肩こり・不眠といった不調が起きやすくなってしまうのです。

30分に一度の軽い休憩がデジタル疲労を予防する

お仕事でパソコンを使われる方は30分に一度席を立ち、紙面作業や電話、考え事などをしたり、遠くの時計を眺めるなどをして軽い休憩を入れるのが理想的。また肩から肩甲骨、腕のストレッチなどを行うと、肩こりや手のむくみが気になる方には効果的です。

デジタル機器を長時間使う方は、質の良い睡眠をとることも重要です。寝つきが悪い、寝ても疲れが取れないと感じているならば、一日の中でどれくらいデジタル機器を使っているのか、連続的になっていないかをチェックしてみましょう。

デジタル疲労を軽減させる4つのメソッド

予防することが大事ですが、どうしてもお仕事で長時間パソコンに向かわなければならない方もいらっしゃるでしょう。いくつかデジタル疲労の軽減法をご紹介いたします。

メソッド 1 ホットタオルで身体の巡りをよくする

デジタル疲労によって目の周りの血流が悪くなることが視界が悪くなるだけでなく、目もとのハリのなさ・暗さに影響を及ぼします。蒸しタオルなどで目の周りを温めることで毛様体筋の緊張がほぐれ、血行を良くする効果があります。また首裏も温めると、後頭部神経や血管の要所を温めることに繋がり、全身の血行の巡りをよくしたり副交感神経が優位に働いてリラックス効果が生まれます。頭痛や倦怠感を感じる時はぜひ試してみましょう。

メソッド 2 質の良い睡眠をとる

寝る前のデジタルデバイスから発せられるブルーライトは交感神経を優位にしてしまい、眠りが浅くなる原因になります。寝る1時間前からなるべく使用を控え、眠りの環境を整えることが非常に重要です。今まではゴールデンタイムと呼ばれる22時~2時に睡眠を取ることが推奨されてきましたが、寝始めてから3時間いかに熟睡できるかによって、疲労回復を促す役割を持つ成長ホルモンの分泌が促進されることがわかっています。

メソッド 3 点眼をする

疲れ目用の点眼がおすすめです。点眼薬の成分のほか、姿勢自体も首のストレッチ運動となり、ちょうど良いリフレッシュになります。可能であれば、血管収縮剤フリーの点眼を推奨します。

メソッド 4 ブルーライトカットメガネを使用する

ブルーライトカット眼鏡は、目の保護に有効です。目の毛様体筋の収縮バランスが取れるので、目に負担をかけないためには効果的です。

アイクリームはデジタル疲れにも効果的!

特に女性は、目の周りに出てしまうデジタル疲労のサインが気になるところです。今はデジタル疲労を回復させる専用のアイクリームなども発売されていますが、もっとも大事な要素は保湿力!他には、ほてった目にちょうど良い冷たい刺激を与えられるアプリケーター付きもオススメです。クリームを塗ると同時にくるくると優しくマッサージができるので、とても気持ちよく、血行改善にも効果的です。

デジタル疲労を解消するアイケアマッサージテクニック

  • 中指で目頭のくぼみにあるツボを押します。そして人差指・中指・薬指で目の下の骨を押し、最後にこめかみを押します。
  • 目を大きく開け、そのまま5秒静止します。
  • 目を大きく開けた状態でゆっくりと軽く目を閉じてそのまま5秒静止します。

この3ステップを目の疲れを感じた時や、入浴中、あるいは就寝前に取り入れることで、デジタル疲労を回復するサポートになります。

目の乾きや肩こりはデジタル疲労に直結しやすいのでケアできることが多いですが、目の周りのクマや手のむくみなどは、デジタル疲労からくるものだと認識していない方も少なくありません。症状が気になる際は生活習慣を見直して、悪化しないうちにセルフケアしておきましょう。

取材/文:Yuki Oniishi

味木 幸 医師

<話を伺ったのは>
あまきクリニック 院長
医療法人社団 慶緑会 理事長
味木 幸 医師

  • 広島ノートルダム清心高校在学中に米国1年の留学。米国高校卒業後、母校も卒業。
  • 現役で慶應義塾大学医学部入学。同大学卒業後同大学眼科学教室医局入局。2年間の同大学病院研修後、国家公務員共済組合連合会 立川病院、亀田総合病院、川崎市立川崎病院・眼科勤務。博士(医学)・眼科専門医取得。2003年あまきクリニック(眼科・形成外科・皮膚科)を、院長として新橋に開設。
  • 2007年に医療法人社団慶緑会理事長に就任。眼科医としてだけでなく、皮膚科・美容外科の知見を生かし、痩身・美肌作り・メイクアップまでを医療としてアプローチする。
  • 著書に『疲れ目を自分で治す本』(マキノ出版)、『近視・老眼を放っておくと脳がばかになる』(青萠堂)など多数。テレビ・ラジオ・雑誌など各種メディアへ多数出演。

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