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ヘルスケアTips vol.6 食欲の秋だけが原因じゃない!?秋太りしやすい人とその原因

2017.10.17

今、まさに「食欲の秋」。旬の食べ物が豊富で、ついあれこれと食べたくなってしまいますが、これが秋太りの原因とは限らないことをご存知でしょうか?
確かに秋は美味しいものが多く、食べ過ぎてしまった結果、秋太り…というイメージはありますが、秋太りには意外な原因もあったりします。そこで今回は、「こういう人は秋太りしやすい!」という切り口で、日常生活や食習慣にアプローチ。秋太りを未然に防ぐためにも知識をつけて、健康的な秋を過ごしましょう!

こんな人が秋太りしやすい!

①夏バテをしていた人
夏の間、暑さにバテてしまい、食事の量が減ってしまったり、食事のバランスが乱れていた人は秋太り予備軍。過ごしやすい気候になり、一気に食欲が戻ることで、栄養不足状態にあった体は吸収モードにシフト。また、夏バテで運動量が減ったことから筋力が衰え、基礎代謝が落ちて太りやすい体質になってしまっていることも考えられます。夏の間の自分の生活を振り返り、食べ過ぎ防止と筋力アップのために、食事の管理や運動を積極的に行えるよう、手帳にメモしたりケータイアプリなどを活用するとよいでしょう。

秋太りしやすい:夏バテ

②「だけメシ」をやりがちな人
朝はギリギリまで寝ていて、仕事の忙しさを理由に、デスクでパンだけ、おにぎりだけの「だけメシ」生活になっている人はいませんか?そんな食生活では、摂取カロリーは抑えられていても、栄養バランスは偏っています。そして、代謝が下がり徐々に脂肪を溜め込む体質になってしまいます。食べ過ぎないことも大事ですが、栄養バランスもそれと同じくらい大切なものです。自分の食生活を振り返ってみましょう。タンパク質を多めにとるにとることがおすすめです。

秋太りしやすい:だけメシ

③すぐに暖房器具に頼ってしまう人
寒いのが苦手で、すぐに暖房器具のスイッチに手が伸びてしまうという人も少なくないはず。オフィスは、年中過ごしやすい温度に保たれているため、寒さや暑さを気にしなくてよいという生活を送っていると、体の体温調節機能が鈍くなり、基礎代謝が上がらなくなってしまいます。本来、寒くなるに連れ、体は脂肪をつけやすくしますが、それと同時に、代謝機能も上がって体温を維持しようとするのです。しかし、暖房器具に頼っていると、「体は脂肪を溜め込むだけで、代謝は上がらない」という溜め込みモードのままになってしまいます。少し肌寒いと思うくらいなら、なるべく重ね着をしたり、体の温まる飲み物などを取り入れ、暖房に頼らない工夫をしてみましょう。

すぐに暖房器具に頼ってしまう

秋太りを防ぐためのキーワード

①トリプトファン
秋にうっかり太りやすいのは、1日の長さに関係しています。夏から冬にかけ、太陽の出ている時間が徐々に短くなってくると、太陽の光を浴びることによって分泌されていた神経伝達物質「セロトニン」の量が減ります。セロトニンとは、「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並んで人体への重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つ。セロトニンの分泌が減ることで食欲調整機能が低下し、食欲が増してしまうのです。
「なぜか秋はお腹が空くのよね」「秋は美味しいものがありすぎてついつい食べすぎちゃう!」という方は、体内のセロトニンが減ったことが原因かもしれません。この時期、過食傾向になりがちの方は、セロトニンが作られるもととなる必須アミノ酸「トリプトファン」を食事に取り入れるとよいでしょう。

トリプトファンは体内では作られないため、食事で摂取するしかありません。肉や魚、卵や穀物など、いろいろな食材に含まれていますので、バランスのよい食事を心がけていれば、不足することはあまりありません。しかし、忙しさやカロリー制限のためにコンビニでおにぎりやパンだけで食事を済ませてしまいがちな方は、積極的にトリプトファンの多い食材をメニューに取り入れましょう。

主に鶏肉だとムネ、豚肉だとヒレ、牛肉だとモモの部位に多く含まれています。鶏、豚、牛共通して、レバーにも多く含まれているので、レバーを使ったメニューも◎。魚では、まぐろやかつおに多く含まれているので、保存が効く缶詰などの加工品を上手にストックし、トリプトファン不足にならないように工夫してみましょう。
また、日本人には身近な大豆もトリプトファンが豊富な食材です。豆腐や納豆は、とくに調理をしなくても、そのまま食べられるものなので、おすすめです。

トリプトファンの多い食材

②朝の軽い運動
秋は、体が冬に備えて脂肪を蓄えようとしやすくなったり、セロトニン不足での過食や、基礎代謝のダウンで太りやすくなったりする、魔の「秋太りサイクル」が起こりやすい時期。そんなサイクルを断ち切る方法は、朝に「ゆっくりとした筋肉運動」を行うことが秋太り予防に効果的です。1日の始まりの運動は代謝アップや脂肪燃焼に最適。血流も活発になるため冷え対策にもなります。

また筋肉運動を通じて成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは代謝をよくしたり、骨を丈夫にしたり、肌の水分量を高めるなどの作用があります。とくに、足には大きな筋肉があるので、下半身の筋肉運動をすることで、ダイエットにもエイジングにも重要な成長ホルモンを効率よく分泌させることができると言われています。かかとの上げ下げ運動やスクワット、ウォーキングなどを取り入れてみましょう。筋肉痛が出るような場合は休息日を作りながら週に2,3回を目安に行うといいでしょう。

いかがでしたか?すでに秋太りが気になる方はもちろん、これから秋太りが心配な方も、ぜひ食事バランスを見直しながら、朝の軽い運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。

軽い運動

<お話を伺ったドクター>

笠井 美貴子 医師

シロノクリニック銀座院 副院長 笠井 美貴子 医師

2009年、東京女子医科大学医学部卒業。
日本皮膚科医学会専門医。東京女子医科大学病院、三井記念病院での勤務を経て、2015年シロノクリニックへ。

(取材/文:Yuki Oniishi)



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