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ヘルスケアTips vol.8 今年の冬は乾燥知らず!潤い肌は秋からつくられる

2017.11.9

そろそろ、手足や肘、かかとなどがカサカサしたり、髪に静電気が起きやすい乾燥の季節がやってきます。春夏と同じケアでは、乾燥を十分には防ぐことはできませんので、季節に合ったスキンケア・ボディケアを取り入れることが必要です。しっかり対策をとって、今年の冬は乾燥知らずの潤い肌をキープしましょう。

「低刺激」「倍量」「蓋」が秋冬スキンケアの3大キーワード!

秋冬スキンケア3大キーワード「低刺激」「倍量」「蓋」

空気が乾燥し、肌の水分が奪われやすい状況になると、肌の表面が乾燥でダメージを受けやすくなります。
クレンジングや洗顔料などは、なるべく低刺激のものに変えましょう。汗や皮脂に強いタイプのアイテムを使ったメイクをする方は、ポイントメイク専用のクレインジング剤を使うと肌への負担がなくなります。肌に摩擦が起きても刺激になるので、洗顔は泡立てネットなどを使って、泡をしっかりたててから、肌表面をふんわり包むようにしてするように洗顔しましょう。また、洗顔やメイクオフをする際の、お湯の温度にもご注意を。寒いからと言って、温度が高すぎると、肌に必要な潤い成分まで一緒に洗い流してしまいます。冬だと「冷たい!」と思う方もいるかもしれませんが、30〜35度が適温です。

秋冬シーズンのスキンケアは、いつものアイテムを倍量使う気持ちでお手入れしてみましょう。例えば化粧水は洗顔後すぐにタップリとつけ、少し時間を置いたのち、再び化粧水をつける感じで。朝なら、最初の化粧水をつけた後、その日着る洋服を選んでから二度目の化粧水をつけます。化粧水で肌へしっかり水分を入れることで、もちもち肌を手に入れることができます。これでやっと下準備が完成!この後は、乳液や美容液、クリームなどで肌の水分が逃げないように蓋をします。乾燥がひどい方は、ワセリンを薄くつけるのもおすすめ。「えっ、ワセリン!?」と感じる方もいると思いますが、ワセリンは保湿剤ではありません。しっかりと保湿した肌から、水分が逃げないようにする蓋の役目をするものです。ワセリンは必ず肌に水分をしっかり入れてから使うようにしましょう。たくさんつけるとベタベタしてしまいます。少量を手に取り、体温で温めてから薄く伸ばすようにしてつけましょう。

パーツケアには手作りシュガーパック(シュガースクラブ)がおすすめ

パーツケアには手作りシュガーパック

乾燥を一番感じやすいところといえば、唇です。唇は体の中で唯一、汗腺や皮脂腺もないため、皮脂膜を作ることができません。冬は唇が荒れてしまいがちという方は、シュガーパック(シュガースクラブ)を試してみましょう。ハチミツと砂糖を1:1の割合で混ぜ、唇の上で優しくマッサージします。その後、パック剤をつけたまま、5分間ラップをして洗い流すだけ。シュガーパックは唇だけでなく、膝や肘、かかとなどのパーツケアに活躍してくれます。パックのあとにボディクリームやオイルを組み合わせれば、もちもち潤い肌をキープすることができます。

また、お風呂のお湯の温度にも注意してください。寒くなってくると、ついつい温度を高くしてしまいがちですが、40℃以下が肌のためにはおすすめです。42℃以上のお湯に長く浸かってしまうと、皮膚の保湿成分が失われやすくなってしまうだけでなく、交感神経が活発になり、夜は寝苦しく感じる原因にもなってしまいますのでご注意下さい。

天然素材の下着&肌着で肌荒れ予防を

肌が弱い人や、アレルギーのある方などは、化学繊維の服を着ると、静電気の影響で乾燥による肌荒れを起こしやすくなります。ですが価格も手頃で使い勝手や手入れの簡単な化学繊維の洋服を着ないわけにもいきません。そんなときは、肌に触れる下着・肌着だけでもコットンやシルクなどの天然素材にこだわってみましょう。
化学繊維と天然素材を組み合わせることで、刺激となる静電気の発生を抑え、綿やシルクの持つ通気性や吸水性のメリットを得ることができ、寒さ対策はもちろん、肌も健やかに保つことができます。

手洗いは水分をしっかり拭き取る!

手洗いは水分をしっかり拭き取る

乾燥する季節は、風邪やインフルエンザなどのウイルス系の病気が流行しやすいため、普段よりも手洗いを徹底される方も多いのではないでしょうか。そうすると、乾燥と手洗いのWパンチで手や爪がカサカサになってしまいますよね。そんなときこそ、しっかりと手の水分を拭き取ることを意識しましょう。手や爪に水分があると、潤いがあるイメージを持つ方も多いと思いますが、「手や爪に余分な水分が残っている=水分が蒸発してしまう」ことにつながります。手洗いをしたら、しっかり水分を拭き取ってから、ハンドクリームやネイルオイルを塗るようにしてください。ウイルス予防にアルコールを使う場合は、手を洗って水分を拭き取り、クリームで保湿してからアルコールをつけるようにすると、肌の乾燥を防ぐことができます。

旬の食材が乾燥を防ぐ!A,B,C,E亜鉛に注目

乾燥を防ぐ旬の食材

人の体は、毎日の食事から作られているように、肌の潤いも食事が深く関係しています。乾燥する季節に特にしっかり摂りたいのは…

・皮膚や粘膜を健康に保つ働きのあるビタミンA
・脂質や糖質代謝を促進し細胞の再生・粘膜を保護するビタミンB
・コラーゲンを作り出すのに必要不可欠なビタミンC
・血流を改善し、ホルモン分泌やバランスをコントロールするビタミンE
・新陳代謝を促す亜鉛などのミネラル成分

これらの栄養素が豊富に含まれているのは、旬と言われている食材。例えば、サンマやサバ、牡蠣やカニ、きのこ類、さつまいも、栗、かぼちゃなどです。ぜひ毎日の食事に取り入れてみましょう。

加湿は温度チェックが必須!

加湿は温度チェックが必須

乾燥が気になりはじめると、お部屋の中に加湿器を設置して乾燥を防ぐ方も多いのではないでしょうか。しかし、中には加湿し過ぎてしまっている人もいるので、湿度計を設置するなどしてチェックしましょう。温度と違って、夏でも冬でも、湿度は50〜60%が目安です。例えば、湿度が高すぎると、窓際に結露ができ、カビの発生や家が傷む原因になってしまいます。逆に湿度が低いと、肌の乾燥はもちろん、喉や目が渇いて不快な環境になってしまいます。快適な湿度を保っていると、冬でも18〜22℃くらいで十分暖かく感じることができます。お肌のためにも暖房費削減のためにも、適度な湿度を保つようにしましょう。

肌の保湿にはいろいろな方法がありますが、乾燥する前から保湿を心がけることで乾燥しにくい肌を作ることができます。今からしっかり準備していきましょう。

<お話を伺った伺ったのは…>

三宅 真紀 医師

表参道美容皮膚科 原宿本院 副院長 三宅 真紀 医師

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本美容皮膚科学会ほか、所属。
  • 日本アンチエイジング医学会会員
  • サーマクール認定医

レーザー治療・アンチエイジング治療のエキスパート。
4万例以上の美容皮膚科治療実績を持ち、医師の指導・教育も多数行う。
美容・スキンケア全般に豊富な知識を持ち、数多くの有名化粧品開発にも携わる。テレビ・雑誌などのメディアにも多数出演。

(取材/文:Yuki Oniishi)

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